日野軍★ のblog

日野の未来に、タネを播こう!! 私たちは広域的・中長期的な視点に立ち、日野軍(郡)をひとつとして、その未来にとって有益なタネを播き、地域づくりに汗する皆さんと情報を共有し、外に向かっては一元的・統制的で効果の高い情報発信を行って交流を促進し、日野郡全体を元気にしていきたいと考えています。そんな日々の取り組みを綴っていきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2015年11月

秋晴れのもと、桃源郷で過ごした晩秋の一日。

今年で3回目となる「大人の遠足」。参加者が集まるかな〜?
と思っていましたが、結局20名近くのご応募をいただき、
また心配していたお天気もこの上ない秋晴れに恵まれて、23日、
楽しく催行することができました。
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金持神社に集合されたご一行様。10時に出発し、渓谷に沿った
山道を登って、うしろ谷集落の入り口付近?にご到着。

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ここからさらに垂直距離で数十メートル、坂道を登ってメイン会場へ。
この人里離れた桃源郷の佇まいに、皆さんから感嘆の声があがります。

小休止のあと、荷物を置いてさらに坂道をのぼって、村が一望できるポイントへ。

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よく手入れされた棚田が美しく、ここでもまた口々に感嘆の声・・・。

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いまは無人となった集落の田畑を管理しているN氏(麦わら帽)の案内で、
この風景を維持する苦労話の一端などを聞けば、いっそう感慨深いものがあります。

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今度は、上から見下ろした棚田の方にご案内。

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「里山」とは、人と自然が上手に折り合っているところ。
「限界集落」とは、人が自然に飲み込まれそうになっているところ。
ここ「うしろ谷」を「桃源郷」と呼ぶことができるのは、こうして絶え間なく
人の手を入れ続けているからなのです。

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集落を一周して、ほどよく汗をかいたところでランチタイム。
N氏がここの田んぼで栽培したコシヒカリのおにぎりは、一粒一粒がしゃんと立って
天下一品。それに、今や日野町の伝統料理としてその呼び名が定着した「じゃぶ汁」

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最近N氏が自力で建てた温室の前はオープンテラスとなっていて、
そこで過ごすティータイムもサイコ〜・・・。(寛いでおられるのは境港のAさん)

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食後のひとときをのんびりと寛いで過ごした後は、
近くの山に分け入って採取した草木で恒例の苔玉づくり。
造園師として「現代の名工」に選ばれたNさんの直々の指導でできた
皆さんの作品がコチラ↓

作品集1


作品集2

枝もたわわに実った富有柿と自作の苔玉などを手土産に、午後2時を過ぎた頃、
皆さんは帰途につかれました。

ここに来るといい写真がいっぱい撮れます。なので、このブログ上で
ご紹介するものを選ぶのに一苦労。
ちなみに一昨年は、「大人の遠足(その1)」から「その4」まで
4回に分けて綴らせていただいています。

また、この度リリースした『おかえり』〜JR伯備線の旅〜 の映像では、
3番の最後、Codaのところにここの写真を使っています。

この風景を今後もずっと保っていくために、N氏や仲間とともにまた、いろいろ考え、
取り組むべきことがたくさんありそうです。


 

生きいき“ひの”ふれあいまつり&とりアート

11月21日(土)、「日野高校“温故知新”フォーラム」のチラシを配りに
根雨で開催された「ふれあいまつり」に出かけました。

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この日は「とりアート(鳥取県総合芸術文化祭)」の西部地区イベントも
同時開催とのことで、米子あたりからステージ出演のためにこられた方々、
関係の方々、なじみの方々も多数おられ、例年にない賑わいぶりです。

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野外パフォーマンス中の、ゴスペルオーブの皆さん。
パワフルな歌声が響いていました。

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見なれない制服のこの女子高生たちも出演したのかな?

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“シュールYUKARIズム”さんの大道芸。会場を沸かせます!

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こういった町外からの皆さんの参加が、町へのいい刺激になっていれば
いいのですが・・・

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翌22日には「ふれあいまつり」に「日野郡新そばまつり」が乗っかって、
さらに賑わったとのこと。

今回、日野町ではこの2日間に、あれもこれもとイベントがバンドルして実施され、
初めての試みとなりましたが、それだけに気づきも多かったのではないでしょうか。
来年はまたさらに改善を加えてパワーアップしてほしいものです。



 

わやちゃ〜、なにしと〜だいっ!?【日野高校フォーラム】 

私たち「日野軍★みらい創生デザイン会議」は当初から、その活動範囲〜
活性化の対象エリアを「日野軍(郡)」であると想定し、日野郡3町の民間交流と
郡外からより多くの来訪を得るために、いま「日野軍★秋の陣」を展開しているところです。
その日野郡のシンボル=コアとなるのが、今から95年前に日野郡民が心血を注いで創立した
日野郡立日野農林学校(旧日野産高)と根雨町立根雨実科高等女学校(旧根雨高校)、
そのふたつが統合された「現・日野高校」です。
古い写真学校

昨年の11月16日には、日野高校黒坂施設で開催された「新そばまつり」と
併催するカタチで、学校(旧日野産高)の構内を探索するイベントを実施。
多くの人材を輩出した学校施設やその歴史の一端を、改めて知ることができました。

資料12/新そばまつり併催イベント
そして今年、間もなく100周年を迎える日野高校の歴史、特に創立当時の
日野郡民の、高等教育に対する期待や、それに応えてきた我々の先輩たちの
学校生活などに光を当て、12月6日(日)午後、日野町文化センターで
『100年前、日野郡民が高等教育に託した未来』をテーマとして
「温故知新フォーラム」を開催することにしました。
フォーラム終了後には「交流会」(参加費1500円/要事前申込)も開催します。


15日野高校フォーラムA4-表2ol-最終

本日(11/18)、地元紙でも簡潔にまとめてご紹介頂きましたが、
裏テーマは「100年前、先人に未来を託されたはずの私たちの今は?」
ということになるのではないかと思います。
さて、先人からの期待を受けた私たちは、いま一体何をしているのでしょう?

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先人の期待に応え、郷土を支え、守っていくどころか、人口流出〜人口減少の洗礼を受け、
地域の存続、その前に大切な高校の存続さえ危ぶまれている現状です。

「わやちゃ〜、なにしと〜だいっ!?」という大きな声が聞こえるような気がします。

その声にちゃんと応えるためにも、まずは今回のフォーラムを第1弾として、
実のあるものにしなければなりません。それは、この趣旨に賛同して
どれだけの方々にご参集頂き、今後のご協力を得られるかに掛かっています。

同窓生のみならず、ぜひ多くの皆さまにご参加願えればと思いますので
情報拡散、友人へのお声かけ、なにとぞよろしく!!!

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ちなみに現日野高校は、このところずっと定員割れが続いています。
それが何故か、その打開策は何か、地域の学校としてどうあるべきか、等など
今回のフォーラムが、日野郡民みんなで考えるきっかけになればと念じます。

以下、参考までに日野高校他、最寄りの高校のホームページをリンクしておきますので
興味のある方はぜひご覧ください。それぞれの学校のホームページは地域内外の人たち、
特に進路を考えている中学生たちへのメッセージそのものとして、学校の理念(夢)を伝え、
広く応募を得るためのさまざまな工夫がなされているはずです。
さて、アナタが中学生、あるいはその保護者なら、どの高校を選びますか?

比較してみれば、きっと見えてくるものがあるはずです。5点法評価もオススメ〜!!!
(高校名をクリックしてください)

日野高校
米子東高校
米子西高校
米子南高校
米子北高校
米子高校
米子松蔭高校
米子工業高校
米子工業高等専門学校

【他県でいま話題の高校】
隠岐島前高校
島根中央高校
津和野高校



 

『OKAERI』〜JR伯備線・普通列車の旅〜 Making

お盆を過ぎた頃、ケ〜タイの留守電に録音されたかすかなメロディ。
それを譜面に書き起こすところから作業を始め、やっとできました。
JR伯備線沿い、奥日野〜奥大山の「地域らしさ」、
私たちのまちの魅力を描いた新しい歌『OKAERI(おかえり)』

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いま展開中の「日野軍★秋の陣」は、10月17日、
「上菅よりどころstation」でスタートを切りました。
これは、利用者も減り、無人駅となって今は寂しく佇んでいる駅舎を
地域の「心の拠り所」そして訪れる誰かを迎える「まちの玄関」となるよう、
もう一度“光”を当てたいという想いから発して、
JR上菅駅を第1弾として取り組んだものです。

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またちょうど、日頃お世話になっている今井出版さんが
『山陰駅旅』という、山陰の各駅停車の旅をテーマとしたステキな本を出版され、
それらの想い、取り組みのベクトルにドンピシャな曲を、
奥大山の歌う「くノ一」、まるやまかよこさんが持ち込んできたので
当然こちらもチカラが入らないわけ、ありません(笑)

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実は最初、歌詞をもらって考え込みました。

「特別なものは 何もないけれど なくしてはいけないものが ここにはある」

「なくしてはいけないもの」それはいったい、何だろう???
しかも1番のとっかかりからこの意味深なフレーズが来て、
その後、アタマの中が混乱しっぱなしになりそうで、

そこで歌詞を一度整理。

決して器用とは言えない、この歌の主人公の生き方を少しだけイメージしてもらうため、
「各駅停車の 電車を乗り継ぎ あてない旅の途中で ふと降り立った・・・」
と頭に置いて、「小さな駅から始まるstory・・・」と続くようにしました。
そう、人生とは旅、旅とは人生そのもの・・・なのです。

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しかし、この歌が歌いたい気持ち、伝えたいこととは何だろう?
ぼんやりとは解る気もしますが、すっきりとしません。

いろいろ考えました。「会いたい人」って誰だろう?「会いたい景色」って・・・???
(ちなみに自分でガイドボーカルを録音している最中、祖父や祖母の顔が思い浮かんで、
 不覚にも歌いながら泣いてしまいました〜 笑)

特に悩んだのは1番、2番の最後のフレーズ。

このまちが感じさせる「懐かしさ」とは、きっとDNAに組み込まれた遙かな記憶。
このまちが感じさせる「新しい自分」とは、多分、未来の自分のあるべき姿・・・。

つまり、ふと降り立ったこの駅、この町には「特別なもの」は何も見当たらないけれど、
おじいちゃんの木訥な誠実さや、おばあちゃんの懐かしいぬくもりや、
ヒトが生命を脈々と伝え続けてきた、その最先端にいるいまの自分という存在や、
虚偽や粉飾のない「真実」を感じさせてくれる何かがあって、
それ故にこころを芯から癒してくれる、

自身の過去から未来への人生の通過点として、とても大切な意味のある場所だと感じた。
だからまた、機会を見ては訪れよう。きっといつでも自分を受け入れてくれるはずだから。。。

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・・・なんちゃってことはコチラが勝手に言っていることなので、
聴いてくださる皆さんはそれぞれに、何でもお好きに感じていただければ
それがサイコ〜です!!!

それではココロシテ(笑)お聴きください、
まるやまかよこ、天性の歌声で『OKAERI』



この曲をお聴きになったご感想などをお寄せいただければとても嬉しいです。
また、より多くの方々にお聞き頂きたく、拡散願えれば幸いです。





 

ときわすれ JAZZ LIVE at 清水屋  レポート

深まる秋の匂い、色づく森、夕暮れの風、山の幸、そしてJazz!
11月1日に行われた日南町菅沢、ときわすれ清水屋でのJAZZ LIVEの様子を、
N特派員のレポートでお届けします。
来られた参加者の方のほとんどが第一声に、感嘆の声を上げられた美しい紅葉の中・・・、
数日前までは雨の予報だった天気も、前日になって好転。

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定員(40名)を大幅に上回る多くのお客様に来て頂きました。
(それでもお断りせざるを得なかった方々、申し訳ございませんでした〜)

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山陰を代表するジャズギタリスト、足塚正治氏率いるトリオの調べが
静かな秋の里山、情感溢れる古民家に流れて・・・

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ほっこりと暖まる音楽とだんご汁が心と体に沁みて。

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会場の片付けが終わるのを待っていてくれたかのように
帰りの車窓に雨粒がポツポツ・・・。

参加者の方々、ご支援頂いた方々、皆さんにご満足頂けて何よりでした。

ありがとうございました。


「日野軍★秋の陣」は、更けゆく秋を愛でながら、まだまだ続きます。
お好みのイベントを見付けて、ぜひお出かけください。












 
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プロフィール

ソザイトリロン

鳥取県西部の山の中、日野郡で生まれ育ってン十年・・・。仲間たちと手を携え、全力を挙げていま、迫り来る雑草の大群やイノシシ、過疎の波との戦いに挑んでいる。矢継ぎ早の計画遂行に、満身創痍、総力戦で臨む!!・・・なんてね、水清く,緑鮮やかに、山の中の暮らしもおんぼらとのんびりといいもんですよ。そんな戦況をぼっつらぼっつらアップして参りましょう〜〜

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